私は財務省を応援しています

私は財務省を応援しています。

財務省解体デモというものが一時期はやっておりましたが、
いまはあんまりやってないんでしょうか?

最近は聞かなくなりました。

沈静化したのでしょうか?

 

財務省解体デモが盛んだった時に
どっかの議員さんでしたっけ?こんなことを言ってませんでしたっけ?

「財務省頑張れ!ともっと財務省を応援した方がいい」

みたいなこと言ってる人いませんでしたっけ?

いやー財務省は応援した方がいいですよ。

財務省ってすごいんですよ。

 

岸田くんが首相だったころ海外へのお金のバラマキを批判されてましたけど、
財務省からしたら海外に金をばらまくのなんか当然なんです。

なぜなら、

財務省が海外に金を投資して利息で黒字!
国内は緊縮で財政健全化!

一般家庭と同じ感覚でやってるんだよね。

 

これって

高利貸しを商売としてる家庭があったとして、
外にはそりゃあもう金を貸しまくる。それが利益だから。

でも家庭では無駄遣い禁止!
電気はすぐ消す!電気代節約!

みたいな考え方してるんだよね。

それが省庁としての自分たちの役割だと思ってるから。

 

●財務省の頭の中はまさに“金融業者”

海外にお金を貸す(ODA、米国債、国際機関拠出)
→ 利息・配当・外交カードという“収益”が返ってくる。

内需向け支出(給付・減税・公共投資)
→ 利益が見えづらく、国債残高だけ増える。
→ だから外には“投資”、内には“浪費”という認識。

つまり

財務省にとっては「対外投資=資産形成」「国内給付=消費」。
だから外にはどんどん出し、内には絞る。

みなさんの家庭と同じ考え方です。
極めて一般的な考え方です。

さらにですね、

 

●省庁としてのアイデンティティ

財務省は「財政規律の番人」としての役割を自認している。

その中で「国民へのバラマキを抑え、国家の財務体質を改善する」のが使命。

一方で国際的な立場を強化するための資金提供は“国益投資”と位置づけて積極推進。

高利貸しの例えでいうと:

「うちは高利貸し業で稼いで家は倹約」が家訓になってる家庭とまったく一緒。

財務省は“国家の金融業”としての収益(対外黒字)を最優先。

国民への支出は“消費でしかない”というマインドで、
内向きの財政出動を極端に嫌う。

まさに「外では投資家、内では節約家」という二重構造。

 

★重要なポイント:

そのうえで財務省の人たちは本当のお金の流れや仕組みというものを完璧に理解しています。

・自国通貨建ての国債は返済不能にならないことも知ってる

・税金が“財源”ではなく通貨量の調整・インフレ抑制の役割であることも知ってる

・国債発行で直接インフレや通貨価値がどう変動するかもシミュレーションしてる

そうでない限り、こんなに完璧に日本の情勢、金利や円の価格(為替)や物価指数、
さらに超デフレにならないうえに、インフレにもさせず
完璧に横ばい成長(成長はしてないか)、横ばい推移の現状固定ってめちゃめちゃすごくないですか?

これこそが日本財務省と日銀の恐るべき制御力ですよ。

成長もさせてないけど、破綻もさせてない。
ずっと横ばいを維持するってちょうすごい。

 

なんでそんな芸当ができるのか?

・世界最大の対外純資産(400兆円以上)=円の信用を担保(これが海外へのバラマキの理由)

・自国通貨建て国債+日銀保有率50%超=国債市場を完全支配

・物価・金利を政府で操作できる制度設計(イールドカーブコントロール)
→ “日本円システム”を完全に手の内に収めているから、安定操作が可能。

こいつらやべぇよ。

 

●その結果 → 横ばいの国

物価:ほぼ上がらない(世界的には奇跡的)

金利:ずっとゼロ近辺(国債コストも超低位安定)

為替:円は長期的に安定(超暴落もしない)

経済成長:ほぼ横ばい(停滞だが安定)

まるで“冷凍保存された国家”。
大きく成長もしないが、クラッシュもしない。

 

間違いなく“わかっててコントロールしている”。
破綻もバブルも起こさず、停滞のまま日本を冷凍保存する、

恐るべき管理国家です。

すごいです。

 

なぜ、こんなすごいことをし続けるのか?というと、

①現状維持こそ最適、という官僚的合理性
財務省・日銀にとっては「現状維持=最高の安定」。

成長させようとすると:
→ 金利上昇・物価変動・為替変動というリスク要因が増える。
→ システムが複雑化してコントロールが難しくなる。

彼らは“壊れない冷凍保存”が一番安全と判断している。

 

② 国際的な“財政規律優等生”ポジション

IMF・G7での日本の評価は:
→ 「巨額の債務があっても市場が安定、PB黒字化をめざす優等生」

成長のために国債をもっと発行して積極財政?
→ IMFから「規律なき国」と評価が下がる可能性がある。

財務省にとっては“評価の高さ=存在意義”

 

つまりですね、

「リスクを取って成長戦略を実行し、成功すれば評価が上がる。でも失敗したら責任は自分たち。」
→ だったらリスクを取らず“現状維持”の方が合理的。

ということです。

これだけ完璧にコントロールできるなら、

ディマンドプルインフレで2%ぐらいの成長続ける国にするなんて余裕じゃない?

でもやらない。

IMFや国際的な評価で誇りたいから?

積極財政で完璧にコントロールしてずっと成長させてる国家運営する方が評価高くなるでしょうに。

 

でも
せっかく官僚になって高給取りになったら
そりゃあリスクなんか犯したくないよね。

人間なら誰でも安定的に稼いでいい生活を送りたいと思うよね。

ナチスのアウシュビッツにたくさんユダヤ人を送り込んだ官僚の人が裁判にかけられたとき
「なぜこんな非道なことを平気で行えたのですか?」と問われて、

「わたしは国に仕える役人ですよ?従うのが当然です」って答えた、みたいな。

これを凡庸な悪っていうんだっけ?

そういうものだよね

巨大な非道も、個人の悪意ではなく“職務遂行の徹底”として実行されてしまうものだよね。

それが組織に属するってことだよね。

だから実は誰も悪意なんか持ってない。

人間の怖いところは悪意なき非人間性なんだよな。

 

だからこそ財務省は応援しよう。

財務省解体デモとかやってるけど、

「財務省すげぇよ!ずっと横ばいで推移させるって完璧なコントロールだよ!
その絶対的な能力をディマンドプルインフレ2%でずっと推移させるという
世界的な成功モデルとして使ってくれ!もっと日本の成功を見せてくれ!」

って応援、新しいミッションを財務省に与えた方がいいんじゃないだろうか。

 

財務省は“すごい”!!

・30年以上、世界最大の債務残高がある国を破綻させず運営

・金利0付近、インフレもデフレも暴走させず横ばい維持

・為替の急激な崩壊も起こさず、円の信用を守り続けた

→ これ、世界的に見ても異常レベルのマクロ経済コントロール力。
「冷凍保存国家」って言われてるけど、逆に言えば“精密な温度管理”ができている。

日本は、

破綻もインフレ暴走も起こさずに世界最大の債務を運営する超絶コントロール国家なんです!!

なので財務省はめっちゃすごいんですよ!
応援して、新しいミッションを与えた方がいい!

 

たとえばこう。

1.称賛

財務省は30年以上、世界最大の債務残高を抱えながら、
破綻もさせず、金利も物価も為替も完璧に制御し続けた。

これは世界に誇る職人芸です。
まずその努力に心からの敬意を表します。

2.問題提起

しかし今の日本はどうでしょう。
GDPは横ばい、国民の可処分所得は下がり続け、
世界で唯一30年間賃金が上がっていない国です。
財務省の制御力は世界一ですが、

それが日本国家の“冷凍保存”のためだけに使われています。

3.提案:新しいミッションを与える

お願いしたいのは、

その世界一の制御力を“2%ディマンドプルインフレ安定成長”のために発揮していただきたい、
ということです。

日本を『安定的に成長するモデル国家』として世界に示す。
これが次の財務省のミッションではないでしょうか。

4.国際評価

IMFもOECDも、成長と財政健全化の両立を模索しています。
もし日本が2%のディマンドプル成長を安定的に実現できれば、
それはG7で最も注目される成功モデルとなるでしょう。

世界が学ぶ『ジャパン・モデル』です。

5.要求

財務省にはぜひ、

・PB黒字化だけでなく成長率3%を評価軸に入れる

・教育・インフラ・減税を“国家投資”として位置づける

・IMFにおいて『成長重視型財政健全化』の国際ルールを主導する

こうした改革を提案したいと思います。

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