うーん微妙やな

  1. 【序章】それでも変わりたかった、あなたへ
  2. 第1章:生きづらさの正体 〜それは三毒だった〜
      1. ①「生きづらい」のは、あなたが悪いからじゃない
      2. ② 三毒:この世界に仕込まれた3つの裏設定
      3. ③ それはあなたの中にある“誤作動”ではない
      4. ④ 三毒がもたらすもう一つの罠:幸せの定義不能
      5. ⑤ では、どうすればいいのか?
  3. 第2章:すべては“周波数”でできている
      1. ① 目に見える世界は“結果”にすぎない
      2. ② 周波数とは、あなたの振動パターンのこと
      3. ③ 周波数は思考よりも深く、意思よりも強い
      4. ④ 現実とは、“あなたのシグネチャー”が書いた手紙
      5. ⑤ じゃあ、どうやってその周波数を変えるの?
  4. 第3章:ゼロコンとはなにか?– 逆位相のエネルギーで“空”に戻るセルフヒーリング技術 –
      1. ① 人生は、意識していないパターンによってつくられていた
      2. ② ゼロコン=逆位相の周波数を呼び出す“装置”
      3. ③ 空に戻す、とはどういうことか?
      4. ④ ヒーリングは「受けるもの」ではなく「自分でできること」
      5. ⑤ あなたはもう、自分を癒せる存在になっている
  5. 第4章:投影の回収と“わたし”の終焉– 他人の姿をした「わたし」を、わたしが癒すとき –
      1. ① あの人が許せない、という投影の罠
      2. ② 投影とは、「認めたくないわたし」を外側に映すこと
      3. ③ 「嫌い」の奥に、本当の“わたし”がいる
      4. ④ 投影を回収するとは、「わたし」という幻想を終わらせること
      5. ⑤ 世界が優しくなるとき、あなたは「空」に近づいている
  6. 第5章:中庸という“存在の技術”– 思考でも感情でもない、“揺れないわたし”へ –
      1. ① “ポジティブ”に疲れていないか?
      2. ② 中庸とは、“どちらでもない”のではなく、“どちらでもある”でもない
      3. ③ 存在としての“振動しない”状態
      4. ④ 中庸とは、“他人の痛みにも、自分の痛みにも、沈黙できること”
      5. ⑤ 中庸に近づくと、現実が穏やかに変わりはじめる
  7. 第6章:生きながら生まれ変わる方法– 固有振動数を再起動せよ、シグネチャーマインドを超えて –
      1. ① 生きながら、生まれ変わるという選択
      2. ② 固有振動数を変えない限り、人生はループする
      3. ③ では、どうやって生きながら生まれ変わるのか?
      4. ④ 弱く、やわらかく、でも継続するエネルギーだけが現実を変える
      5. ⑤ 自分に「死んでもらう」という神聖な覚悟
      6. ⑥ あなたが今、選べることはたったひとつ
  8. 終章:あなたはもう、“変わりはじめている”– 未来は、あなたの内側からやってくる –

【序章】それでも変わりたかった、あなたへ

ねえ、あなたは、
どれだけ「変わろう」としてきたんだろう。

アファメーションを唱え、
感謝ノートをつけ、
理想の未来を思い描いて、
目を閉じて祈って──

「幸せになるための努力」は、
もうとっくに限界を超えてきたんじゃない?

なのに、なぜだろう。
ふとした瞬間、心に穴が空いている。
朝起きたとき、昨日と同じ景色が
何も変わらずそこにある。

そう、あなたはもう十分すぎるほどやった。
だからこそ、私はこう言いたい。

変われなかったのは、あなたのせいじゃない。

この世界には、
「努力すれば報われる」というルールが存在しているように見える。
でもそれは、あくまで“見えている”だけだ。

ほんとうのルールは、
見えないところにある。

その正体が、
あなたの中にずっと棲んでいた「シグネチャーマインド」。



思考よりも深く、願いよりも強く、
行動よりも確かに、あなたを動かしていた周波数のパターン。


それは、
あなたがこの人生で生き延びるために、
ときに自分を切り捨て、ときに心を閉じて、
それでもなんとか愛されようとして、
無意識に選び続けてきた“サバイバルの設計図”。

つまり──



変われないように設計されたあなたが、
完璧に機能してきただけ。


だから、悲しまないで。
あなたが感じてきた“繰り返しの苦しさ”は、
あなたがダメだった証じゃない。
むしろ、守られてきた証拠なの。

でもね、
もし今、
あなたがその「設計図」を手放す準備ができたなら──

世界は、静かに書き換わり始める。

「シグネチャーマインド」
それは、あなたの現実をつくっていた“潜在意識の名前”。

名前を知ることは、
地図を手に入れること。
出口のない迷宮に、
小さな光が差し込むこと。

さあ、
この世界がどんなルールで動いていたのか、
一緒に確かめてみよう。

まだ、あなたは終わってない。
むしろここからが、ほんとうの始まりだから。

第1章:生きづらさの正体 〜それは三毒だった〜

①「生きづらい」のは、あなたが悪いからじゃない

たとえば、
誰かに否定されただけで、
世界から切り離されたような気がしてしまう。

誰かに置いていかれると、
無価値な存在になってしまった気がする。

ほんの些細なことなのに、
心が折れてしまいそうになる──

そんなあなたに、
今まで「メンタルが弱いからだよ」
「自信がないだけだよ」なんて言ってきた世界に、
ここでひとつ、逆の仮説を置こう。



その“感じやすさ”は、あなたのせいじゃない。

それは、“この世界の設計ミス”だ。


 

② 三毒:この世界に仕込まれた3つの裏設定

あなたの無意識には、
はじめから「三つの毒」がプリインストールされている。


  1. 自己無価値感:「私は価値がない」「認められないと存在できない」

  2. 罪悪感:「誰かの迷惑になっている」「誰かが悪いと自他を責める気持ち」

  3. 死の恐怖:「失敗=終わり」「排除されたら終わり」


この3つが揃えば、
人は“生きること”そのものが痛みになる。

そしてこの毒こそが、
あなたの思考・感情・選択を
無意識で決定している「OS」なのだ。

③ それはあなたの中にある“誤作動”ではない


ここが一番重要なポイント。
この三毒は、あなた個人の問題じゃない。

それは、**人類全体の“初期設定”**であり、
「地球ゲームに参加する全員」がもれなく抱えている毒。

つまり──

あなたは間違っていなかった。
ただ、“この世界がそうできている”だけだった。


④ 三毒がもたらすもう一つの罠:幸せの定義不能


もっと残酷な話をしようか。

三毒に支配されている人間は、
「幸せ」すら定義できない。

なぜなら、
どんな理想を思い描いても、
その下には必ず
「今の自分はそれに値しない」という無意識があるから。

“なにかを得ようとすればするほど、苦しくなる”
それがこの世界の、最も深いトラップのひとつ。

⑤ では、どうすればいいのか?

「じゃあ、どうすればその三毒を消せるの?」

そう思ったあなたに、
ひとつだけ約束できることがある。

消さなくていい。

この毒を「なくそう」とするほど、
それは力を増していく。

必要なのは、
見ること。
理解すること。
そして、“空に戻す”こと。

その方法は、後の章でゆっくり話そう。
まずは今、
あなたの“生きづらさ”に名前がついたことを、
祝福してあげてほしい。

あなたは間違ってなかった。
あなたのせいじゃなかった。
それを、ここで終わらせよう。

第2章:すべては“周波数”でできている

① 目に見える世界は“結果”にすぎない

あなたが今、生きているこの世界。
朝、カーテンを開けたときに広がる景色も。
繰り返される人間関係も。
何度もつまずいてきた人生のパターンも──

全部、あなたが「創ってきた」と言われたら、
どんな気持ちになるだろう?

でもこれは、スピリチュアルの「現実は全部あなたのせいだよ」っていう雑な話じゃない。
そうじゃなくて、

この世界のすべては、“あなたの周波数”によって編まれているという、
もっと根本的な構造の話。

② 周波数とは、あなたの振動パターンのこと

私たちは日々、目には見えない振動を放っている。
それは「感情」や「思考」や「肉体」よりももっと奥──

**“存在そのもののクセ”**として、宇宙に発信されている。

あなたの周波数が「私は邪魔者だ」と震えていれば、
世界はそれを完璧に映し出してくる。

あなたの周波数が「わたしなんてどうせ」と響いていれば、
それにふさわしい人間関係と出来事が、忠実に起こる。

だから、

人生は、“あなたの周波数が見ている夢”みたいなものなの。

③ 周波数は思考よりも深く、意思よりも強い

たとえば──

頭で「自信を持とう」と思っても、
無意識が「私は価値がない」と震えていれば、
現実はそっちに従う。

ポジティブな言葉を毎日唱えても、
根底の周波数が「私は許されない」なら、
その言葉はただの上塗りにすぎない。

それはちょうど、
ボロボロの古着の上に、香水を振りまいているようなもの。

見た目はごまかせても、
染みついた“匂い”は消えない。

④ 現実とは、“あなたのシグネチャー”が書いた手紙

この章で、
少しだけ残酷な事実を言うならば──

現実はあなたの敵ではない。
むしろ、あなたの“内側の忠実な翻訳者”だ。

外側に現れるものは、
「あなたの中にあるものを見せるため」に存在している。

だから、無意識に「自分なんて消えたい」と思っていたら、
世界がそれを演出してくれる。

無意識に「愛されたい」と思っていたら、
逆に“愛されていない”現実を見せつけることで、
その思いの強さを知らせてくる。

この世界は、あなたを責めていない。
ただ、あなたを“映して”いるだけ。

⑤ じゃあ、どうやってその周波数を変えるの?

ここまで読んだあなたなら、もう気づき始めているかもしれない。

  • 願えば叶う、は幻想だった

  • 思考で書き換えようとしても、振動数は変わらない

  • 意志の力よりも、無意識の周波数のほうが強い

じゃあ、どうやって変わるの?

それが、この本でお伝えしていく方法。
そして、それが「ゼロコン」というひとつの手段。

でも焦らなくていい。
まずは、今のあなたの周波数が
“悪い”のではなく、“映されている”だけだったことに、
少しホッとしてほしい。

あなたは、変わってないんじゃない。
まだ、“ほんとうの自分の振動”に出会っていなかっただけ。

第3章:ゼロコンとはなにか?– 逆位相のエネルギーで“空”に戻るセルフヒーリング技術 –

① 人生は、意識していないパターンによってつくられていた

ここまで読んできたあなたなら、
もしかすると、気づきはじめているかもしれない。

わたしたちは、「変わりたい」と思っているけれど、
本当はずっと「変わらないでいたかった」。

だって、
変わらないことがいちばん安全で、
いちばん知っている痛みだったから。

この“安全な苦しみ”を手放すには、
頭で考えるのではなく──
周波数ごと、まるっと変えてしまうしかない。

そのために、ゼロコンは生まれた。

② ゼロコン=逆位相の周波数を呼び出す“装置”

ゼロコンは、一見するととてもシンプルだ。
「単語」を唱えるだけ。
ただそれだけで、あなたの今の周波数に逆位相のエネルギーが作用する。

でも重要なのは、ここ。

言葉の“意味”ではなく、周波数で作用する。
そして、その言葉は「自分自身の投影」から読み解いた“気づきの結果”として選ばれる。

たとえば、
いまのあなたの状態が「自己否定の波動」だったとしよう。

ゼロコンでは、それを外側の出来事(=投影)を通して読み解き、
「なぜそれが起きているのか?」を自己理解によって言語化していく。

そのとき、
本人の無意識が発していた「歪んだ周波数」に対して、
ちょうど逆位相の“エネルギー”を持つ言葉が選ばれ、
それを唱えながらヒーリングスポットに手をかざしていく。

つまり、ゼロコンはただの“自動変換ツール”ではなく、
**「自分の闇に気づいた瞬間に、同時に光が発動する」**ような構造になっている。

この「自分で気づく」というプロセスこそが、
外側の誰かではなく、“自分自身の真我”に癒されていく感覚を生むのだ。

③ 空に戻す、とはどういうことか?

ゼロコンは、「ヒーリングする」わけではない。
「高める」わけでもない。
「ポジティブにする」わけでもない。

そうじゃなくて──

“ゼロに戻す”。
“振動しない空の状態”に戻す。

それが、ゼロコンの最大の特徴であり、
最も“あなた自身の力を取り戻す”方法。

④ ヒーリングは「受けるもの」ではなく「自分でできること」

この世界には、たくさんのヒーリングメソッドがある。

  • 誰かにエネルギーを流してもらうもの

  • 特別な資格を取らないと使えないもの

  • 高次の存在にお願いするもの

でも、ゼロコンは違う。

あなたの中にある「もともと空だった場所」を思い出すだけ。

誰の力も借りずに。
誰にも依存せずに。
自分の周波数に触れて、
逆相の言葉を呼び出し、
自分の手で“空”に戻っていく。

それが、「ゼロコンシャスネス」=空の意識

⑤ あなたはもう、自分を癒せる存在になっている

ここまで読んでくれたあなたに、ひとつ伝えたい。

ゼロコンは“魔法”ではないけれど、
無意識に囚われたあなたを解放する鍵にはなれる。

それは、あなた自身が、
もともと持っていた振動に戻るための技術。

あなたを壊すものでも、変えるものでもない。

ただ、あなたを“本来のあなた”に戻すだけ。

次の章から、
いよいよあなたの中にある“投影”と“癒し”の構造を、
もっと深く解き明かしていこう。

第4章:投影の回収と“わたし”の終焉– 他人の姿をした「わたし」を、わたしが癒すとき –

① あの人が許せない、という投影の罠

どうしても、苦手な人がいる。

あなたの足を引っ張る人。
見下してくる人。
無神経で無責任で、自分勝手で──
言葉にすればするほど、その存在が頭の中にこびりつく。

でもそれは、
ただの“嫌な人”ではなかった。

それは、“わたし”だった。

② 投影とは、「認めたくないわたし」を外側に映すこと

人間の心には、強烈な保存本能がある。

「自分の中に“悪”はない」
「私が苦しいのは、世界が間違ってるから」
「相手が変われば、私は楽になれる」

このシンプルな防衛構造が、
あなたをずっと苦しめてきた。

投影とは、
“自分の中にあるのに、見たくないもの”を外側に映し出すこと。

たとえば、
誰かの「無責任さ」に怒りが湧くとき、
あなたの中に“責任を背負いすぎた子ども”がいるかもしれない。

誰かの「強引さ」にイラつくとき、
あなたの中の“抑圧された意志”が泣いているかもしれない。

この世界は、
あなたの潜在意識の“鏡”として設計されている。

③ 「嫌い」の奥に、本当の“わたし”がいる

外側の誰かを裁けば裁くほど、
本当は“自分の一部”を切り離している。

「こんな自分であってはならない」
「こう思ってはいけない」
「それは、間違っているから」

でもね。
裁くのをやめたとき、
あなたの中に、“涙を流しているわたし”が現れる。

それは、ずっと否定されてきた“もうひとりのわたし”。
でも本当は、その子がいちばん傷ついていた。

わたしが、わたしを許せなかっただけだった。

④ 投影を回収するとは、「わたし」という幻想を終わらせること

癒しとは、「良いわたし」をつくることではない。
「ありのままのわたし」を肯定することでもない。

それはむしろ、
**「わたしという構造そのものが、幻想だった」**と気づくこと。

わたしという「分離した存在」を
大事にしすぎたから、
世界は“敵”だらけになった。

でも、
“そのわたし”に死んでもらうことができたら──
あなたの世界は、静かに優しくなっていく。

⑤ 世界が優しくなるとき、あなたは「空」に近づいている

投影を回収するというのは、
「現実をよく見て、自分の中にある闇を認めて、
そして空にしていく」という地道な作業だ。

それは、誰にも見えない場所で、
あなたが何百回も“わたしを超えていく”プロセス。

でもそれは、確実にあなた世界を変える。

なぜなら、外側の誰も変わっていないのに、
あなたの心が揺れなくなっていくから。

これこそが、「空」に近づくということ。

それは、無関心でも無感動でもない。
すべてを抱きしめたうえで、反応が起きない“静かな力”のこと。

第5章:中庸という“存在の技術”– 思考でも感情でもない、“揺れないわたし”へ –

① “ポジティブ”に疲れていないか?


「前向きに考えよう」
「ネガティブは手放して、愛と光を選ぼう」
「いい言葉を選び、いいエネルギーでいよう」

──そんな“ポジティブな努力”が、
あなたの魂をすり減らしているとしたら。

この章では、そんな「努力型スピリチュアル」から降りようと思う。

なぜなら、ポジティブさえも“揺らぎ”だからだ。

② 中庸とは、“どちらでもない”のではなく、“どちらでもある”でもない

中庸とは、よく「中間」や「バランス」と誤解されるけれど、
実際は思考や感情で到達できる場所ではない。

それは、
ジャッジの軸を捨てたときにだけ、見えてくる在り方。

✅ 正しい/間違っている
✅ 良い/悪い
✅ 愛/恐れ

そうした二元の軸から、そっと降りたとき、
そこに現れる“振動しないわたし”──それが中庸。

それは、「ある」のに「ない」
「抱いている」のに「反応しない」
「そこにいる」のに「いない」ような在り方。

それは、静けさの中に立つ技術。

③ 存在としての“振動しない”状態

わたしたちは、感情をもつことも、思考することも悪ではない。

でも、それに“反応”して揺らぐとき、
無意識の周波数が世界に投影され、
また同じ現実を繰り返すようになる。

だから大事なのは、「何を感じるか」ではなく──
「感じたあと、どう在るか」。

反応しない、というのは鈍感になることではない。
むしろ、
すべての波動を受け取りながらも、それに揺れない自分でいるということ。

それはまさに、“存在の周波数そのもの”を変えるという領域。

④ 中庸とは、“他人の痛みにも、自分の痛みにも、沈黙できること”

誰かの苦しみを、
すぐに慰めたくなるのは、自分の不安からかもしれない。

自分の悲しみに、
すぐに理由をつけたくなるのは、存在を正当化したいからかもしれない。

でも、中庸にあるとき──
あなたは反応せずに、ただ在ることができる。

  • 悲しみが訪れても、それをただ迎え入れる

  • 嬉しさが込み上げても、それを手放せる

  • 他人の怒りに触れても、それに巻き込まれない

これは、愛を超えた愛。
沈黙が抱いている、静かな優しさ。

⑤ 中庸に近づくと、現実が穏やかに変わりはじめる

この“揺れないわたし”にアクセスしはじめたとき、
世界は、何も変わっていないのに、やわらかくなる。

  • 怒られたとしても、反応しない

  • 嫌なことがあっても、波が立たない

  • なぜか、周囲が落ち着いていく

それが、「中庸の周波数」が世界に広がっていく感覚。

それは、行動でなく、言葉でなく、
“在り方”が現実を変えていくという、最も静かで最も強い変容。

第6章:生きながら生まれ変わる方法– 固有振動数を再起動せよ、シグネチャーマインドを超えて –

① 生きながら、生まれ変わるという選択

この本の最初で、「なぜ変われなかったのか?」という問いを立てた。
そして今、あなたはその答えを知っている。

変われなかったのではない。
変わらないように設計された“OS”が完璧に機能していただけ。

その名は──シグネチャーマインド

これは、あなたという存在の“固有振動数”とも言える。
無意識のうちに選び続ける、
思考、感情、行動、知覚のパターン。
それが、あなたの“現実”そのものを構築していた。

② 固有振動数を変えない限り、人生はループする

あなたは変わりたい。
けれど、今までと同じ“視点”で人生を見ている限り、
無意識は「いつもの道」を選んでしまう。

その道とは──

  • 傷つかないために先回りする道

  • 失敗しないために挑戦を避ける道

  • 愛されるために自分を消す道

つまり、過去の痛みに最適化された「正解ルート」
でもそれは、ほんとうの意味で“わたしを生きる”道ではなかった。

③ では、どうやって生きながら生まれ変わるのか?

答えはこうだ。


「気づく → 言語化する → 空に戻す」

たったそれだけを、繰り返す。

それが、“再起動”のプロセス

何度でも、自分に気づきなおし、
何度でも、言葉を与えなおし、
何度でも、自分をゼロに還していく。

ゼロコンがそれを支える道具になる。
けれど本質は、“あなたがあなたに向き合うその姿勢”にある。

④ 弱く、やわらかく、でも継続するエネルギーだけが現実を変える

世の中には、
「強い意志で人生を変える」ような言葉があふれている。
でもわたしは、それでは人は変われないと思っている。

なぜなら──

強いエネルギーは、現実を“固定化”してしまうから。

変化を起こすのは、
「弱いけれど、やわらかく、継続するエネルギー」。

それは、
🌱静かに水を与え続けるような優しさであり
🌱日々、自分を見守るようなまなざしであり
🌱何度でも「今ここ」に立ち戻ってこれる習慣

ゼロコンのキーワードも、
あなたのそんな“再起動の呼吸”をサポートするものだ。

⑤ 自分に「死んでもらう」という神聖な覚悟

生きながら、生まれ変わるというのは、
“今までの自分に死んでもらう”ということでもある。

  • 価値のない自分

  • 頑張らなきゃいけない自分

  • 愛されるために我慢してきた自分

その全部を、
もう、ここで終わらせていい。

それは悲しい別れではない。
それは、静かで、清らかな再会でもある。

あなたが“ほんとうの自分”に戻るための、
祝福された“通夜”みたいなものだ。

⑥ あなたが今、選べることはたったひとつ

人生は、まったく違う周波数で
もう一度やりなおすことができる。

選ぶことは、たったひとつ──

あなたが、あなたに“気づいてあげる”ということ。

そうすれば、
何度でも、世界はやりなおせる。
何度でも、自分という幻想を、再起動できる。

その一歩を、ここから始めよう。

終章:あなたはもう、“変わりはじめている”– 未来は、あなたの内側からやってくる –

変わりたい、と思ってこの本を手に取ったあなた。

どこかでずっと、
この世界のどこにも「わたしの居場所がない」ような気がしていたかもしれない。

がんばっても、届かない。
感謝しても、報われない。
願っても、現実は変わらない。

でも、それは真実ではなかった。

それは、
あなたの“周波数”が、そういう現実を創っていただけだった。

あなたの中にあった、
自己無価値・罪悪感・死の恐怖という三つの毒が、
世界をフィルターのように歪めていただけだった。

でも今、あなたは知っている。
名前を知った毒は、もう、あなたを支配できない。

この本を読み終えたとき、
あなたの周波数は、すでに別の何かに変わっている。

なぜなら、
あなたはもう、「本当の理由」を知ってしまったから。

それは──

変わらなかったのは、わたしのせいじゃなかった。

でも、変わっていくのは、わたしにしかできない。

この矛盾のような真実を抱きしめたとき、
あなたの中に、静かに“空”が現れる。

反応しないけれど、
すべてを見ている。

期待しないけれど、
すべてを受け入れている。

もう、愛される必要もない。
もう、証明する必要もない。

あなたは、ただ在る。
そのままで、世界に、在る。

これこそが、「ゼロの意識」。
何者でもなく、でも確かに、わたしであるという感覚。

変わるということは、
誰かになることじゃない。
何かを達成することでもない。

変わるとは、
“もともと在った自分に、ようやく還ること”。

その旅路のはじまりに、
この本がほんの少しでも、
光を灯せていたのなら、心から嬉しく思う。

あなたの未来は、
あなたの“外側”ではなく、
あなたの“内側”から、やってくる。

だからもう、大丈夫。
あなたは、
もう──

変わりはじめている。

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