ストレスの源は心の中にある恐怖のプログラミングだ。
そのプログラミングのせいで他人と自分を比べ、
特に命に係わる危機ではないのに、大きなストレスを抱えることになる。
「苦痛と快楽のプログラミング」に抵抗できるひとはめったにいない。
意志の力は役に立たない。
意志の力が働く前にすでに引き金はひかれているからだ。
苦痛と快楽のプログラミングとは、 苦痛は悪で、 快楽は善だとする考え方。
「そんなスウィングじゃ、野球選手には絶対になれないな」
5歳児の脳は、その言葉をフィルターではじくことができない。
そうやって「自分は野球選手になれない」というプログラミングが潜在意識にできあがる。
人は物事のありのままを見ているのではない。
すべてのものに自分を投影して見ている。
そしてどう自分を投影するかは、自分の中にあるプログラミングで決まってくる。
ここで大切なのはそのプログラミングはあたな自身ではないということだ。
外側で何かが起こると、
無意識は自動的に外側の状況と内面のプログラミングを比較する。
自分の中のプログラミングに従って状況を見て、 プログラミングに従って行動する。
そしてプログラミングはたいてい恐怖から生まれている。
人生で幸せと健康と成功だけを経験したいなら、正しい行動を選ばなければならない。
そして正しい行動を選ぶには、正しいプログラミングが必要だ。
何かが起こったときに自動反応するのは、生存本能に基づいた行動だ。
ただ苦痛と快楽のプログラミングに従っているだけだ。
反応は連鎖反応の結果であり、一連の反応を逆にたどっていくと、
最後には自分の中にあるプログラミングに行き着く。
命の危険がない状況でネガティブな反応が出るのは、
恐怖から生まれたプログラミングで動いているからだ。
それを正しいプログラミングに置き換えれば、
目の前の状況に対して、恐怖で反応するのではなく、
愛のある対応ができるようになるだろう。
あなたのプログラミングが
(それは嘘のプログラミングかもしれないし、真実のプログラミングかもしれない)
それが、いつもであなたが経験(知覚)することを決めている。
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