わし
「なぁ聖霊、漫画のタッチって読んだことあるか?
兄貴の達也が本気を出さないのは
本気を出してそれでも弟に敵わなかったらみじめだから。
だから最初から戦うことを放棄し、ダメ兄貴を演じていたんだよ。
だから俺はもう自分に対して期待してないんだよ。
だからもう俺はやめたいんだ。」
聖霊
「兄貴が本気を出したのは
戦う相手の弟がいなくなって
みじめに思う必要がなくなったからか?
違うな。
相手がいるうちに本気を出して挑まなかったことこそが
本当のみじめだと思ったからだ」
わし
「あわわわわわ」
千日行も終え、それ以降もずっと続けてますが
そんな修行の日々に疲れた時の会話ですね。
「もう自分ダメ人間でいいんで。
おれ、本気出してないだけだし。」
的な感じに最初から自分を諦めていれば
みじめに思う必要もないかと思ったこともありましたが、
人生に本気で挑まなかったことをいつかみじめに思うだろうというお話でした。
コメント