自己啓発プログラムは97%の確立で失敗する

自己啓発は97%失敗する

成功法則や自己啓発プログラムのある秘密を教えよう。
その秘密とは、97%の確立でそれは失敗するということだ。

もし成功法則や自己啓発プログラムがうまくいったのなら
毎年のように新しい方法を探したりはしないはずだ。
うまくいくのならこの業界も干上がってしまうに違いない。
本当に誰でも成功できるような法則があったら、
みんな幸せで、健康で充実した人生を送っていることだろう。

例えば、ノンフィクションの本でいちばん売れている分野の一つに
「ダイエット」がある。
それでは今年ダイエットの本を買ったのはどんな人たちだろう?
答えは去年もダイエット本を買った人たちだ。
理由はもちろん、去年の本では成功しなかったから。

ここで一番の問題はたいていの自己啓発プログラムは役に立たないということを
業界内部の人間はすでに知っているということだ。

北米最大の能力開発セミナーの会社の経営者が、
業界人が必死に隠そうとしている事実を何年も前からセミナーで公言してきた。
事実はつまり自己啓発の成功率はわずか3%だということ。
その成功した3%からの証言を集めて、
誰でも成功できるかのように宣伝してるのだ。

自己啓発、引き寄せの法則、どの本、プログラムでも言っていることはだいたい同じで
基本構造のルーツをたどれば「思考は現実化する」の焼き直し。

それはつまり以下の3点である。

1.望んでいる結果に意識を集中し
2.計画を立て
3.そして強い意志の力で実行する

いっけん理にかなった成功法則に見えるが
ハーバード大学とスタンフォード大学が行った調査によると
この方法は効果がないだけでなくむしろ
97%の人にとっては失敗の方程式になってしまうことがわかっている。

これら1~3の方法は外側の結果を期待することであり、
それを達成するのに意志の力を使うからだ。
ひとは何かを期待すると結果がはっきりするまで慢性的なストレスを抱える。
ストレスは万病のもとだ。
意志の力に頼るのも確実に失敗につながる。
なぜなら意志の力は顕在意識の力だからだ。

人間とは
顕在意識
潜在意識
無意識
と意識が三つの領域に別れていて

潜在・無意識領域が97%
顕在意識はわずか3%
自分では意識できない部分が97%だから、人間の自由意志は3%しかない。

この世界は自由意志の世界とか言われてるが
自由意志が自分にはあると思う自由があるぐらいでほぼ自由などない。
ほぼ無意識領域のプログラミングに操られてそれを自分の意志だと思い込んでるだけである。

自分の意志で何かを決めたと思っていても、
実はあらかじめ存在するプログラムに従って自動反応しているだけである。

顕在意識の役割とは無意識や潜在意識がすでに決めていたことに対して、
あとから最もらしい理由をつけることだけだ。
これを「意図という幻想」と呼んでいる。

人間の潜在意識と無意識は顕在意識の100万倍の大きな力を持っている。
顕在意識と潜在意識が対決することになったら100%、潜在意識が勝つ。

ゆえに
意志の力を使った自己啓発は必ず失敗する。

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